その女性は風俗嬢だった

当時、私はペットショップで働いていた。
その店はペットを預かるというサービスもやっており、家に誰も居なくなる場合などにペットを預ける飼い主さんたちに喜ばれていた。

そんな飼い主の中にとてもキレイな女性がいた。
私は密かに思いを寄せており、いつも彼女の事を気にしていた。
いつも、どこか切ない目をしており、時にどこか遠くを眺める様な素振りが多かった。

ある日、私がいつもの様に都内の某風俗街に遊びに出かけた時の事だった。
初めて利用するお店にフリー指名で入った。
近隣のホテルに案内されしばらくすると嬢が到着した。

驚いた。

私の働いているペットショップに来る、思いを寄せているあの女性だったのだ。
しかし彼女は私に気がつかない様子で、一連のプレイを始める。

後日、また彼女がペットを預けに来た。
やっぱり私の事に気づかない。

しかし、私はある事に気がついたのだ。
それは彼女がペットと接する時だけとても優しい目をするという事だった。
それは、まるで唯一心を許す相手を見る時の様な目だった。
家を空ける時にペットショップを利用する彼女の孤独な生活を心配していたのだが、彼女は決して独りぼっちなんかではなかったのだ。

気がつくと私は大粒の涙をこぼしながら泣いていた。

いつもペットをあずける女性